Page 6 - Randlab Global Catalogue Japanese Edition
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潰瘍治療
Gastropell® Forte 馬用口腔用ペースト特許取得済み製剤
ACVM番号 A10775 (ニュージーランド)
馬の胃潰瘍治療および予防用の腸溶性オメプラゾー ル入り口腔用ペースト
から胃の表面を守る胃液が無い状態が長時間続いています。 馬が激しい運動を行う際は胃の容量が安静時に比べて半分で あるため、この酸にさらされる度合いが増え、胃酸はうろこ 状の上部へ達し、胃の内膜を攻撃することになります。胃酸 の酸度、馬の食事や運動パターンによって、胃の内膜は酸食 と修復を繰り返しています。Gastropell Forteを毎日摂取する ことでトレーニングを行う競走馬の胃酸の分泌が抑えられ、 それによって胃の内膜への侵攻性が無くなり、定期的な激し いトレーニングおよび1日における食事摂取が長時間無いパタ ーンに対しても良好な耐用性が示されます。
使用説明
注意事項 - 競走用の動物に使用する場合は、関係当局による 薬に関する規制に従ってください。
用法・用量
シリンジを使って経口で与えてください。治療計画の完了 後、未使用分は3日以内に破棄してください。
成馬:
治療用量: 毎日の維持量に従い2週間、1日1回、10 mL/体重 500 kg (2.0 mg/体重1kg ) 。
維持量:
試合外の馬 - 5mL/体重500 kg (1.0mg /体重1kg )
試合中の馬 – 獣医の指示に従い、馬のトレーニング中は1日1 回、10 mL/体重500 kg (2.0 mg/体重1kg )。
Gastropell Forte 10 mL/体重500 kgはトレーニング中の馬の胃 潰瘍に対して素早い治療を提供します。治療開始後、2週間以 内に臨床的症状が向上する場合もあります。
潰瘍を治療せずに放っておくと、2週間以内に治療前と同じ部 位周辺にて同等の重度の潰瘍が再発する可能性があります。 有効データによると、日常において毎日少ない量の維持量を 服用することで潰瘍の再発を予防することが示されていま す。
安全に関する注意事項
目や皮膚を刺激する可能性があります。目や皮膚に触れない ようにしてください。使用後は手を洗ってください。
食肉制限期間: 食用の馬に使用しないでください。 レース/イベント制限期間: 競走用の動物に使用する場合
は、関係当局による薬に関する規制に従ってください。
応急処置: 中毒が起きた場合は医師または毒物情報セン ターに連絡をしてください。オーストラリア内の電話番 号は131 126、ニュージーランド内の電話番号は 0800 764 766です。
破棄: 空コンテナは紙で包んでゴミ箱に破棄してくださ い。
保管: 30°C未満(室温)にて保管してください。
ACTIVE CONSTITUENT
有効成分
Pentosan Polysulfate Sodium 250mg/mL
オメプラゾール 100 mg/mL 腸溶性 PACK SIZE
包装単位
12 x 6mL Vials per outer carton and 50mL Single
シリンジ5本 x 30mL パック入り Vial
Gastropell Forteには胃酸分泌の用量依存性阻害薬であるオメプラゾールが含まれて います。臨床試験のデータによると、Gastropell Forteは胃酸の分泌を阻害すること により胃酸が侵攻性のない値に保たれると示されています。これにより、治療開始 から2週間以内に既存する潰瘍を治すことができ、さらに毎日少ない用量を投薬する ことで潰瘍の再発を予防します。
作用
オメプラゾールは胃酸分泌の阻害薬です。毎日の投薬により、オメプラゾールは胃 粘膜内の酸(プロトンポンプ)と見なされる酵素系と結合し、酸生成の第1段階を阻 害します。
Gastropell Forteは経口投薬ですが、体内に取り込まれるため直接胃液に作用しませ ん。この薬は胃を通過し小腸へ届いた後に吸収され、血流を伝って胃の酸分泌細胞 に運ばれます。
Gastropell Forteの強力な抗分泌効果により、治療開始から数日以内に胃液の酸度を 大幅に低下させることができます。そして胃液が胃の内膜を刺激することが無くな るため、2週間以内に自然と潰瘍が治ることになります。毎日少ない用量を継続する ことにより潰瘍の再発を予防します。
症状
胃の下部は常に胃酸にさらされており、酸の攻撃を防御するプロスタグランジン防 御機構が備わっています。しかし胃の上部に位置するうろこ状の粘膜には固有の防 御機能が無く、胃酸液が頻繁に飛散することにより胃の膜が浸食されて斑状病変を 起こし、数週間で深刻な出血性胃潰瘍を発症する可能性があります。馬小屋にて毎 日2回から3回の食事が与えられる競争馬の胃は、食事摂取が無い状態、そして胃酸
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