Page 48 - konishipaper

パイファ管における環状ニ相流の分岐特性
Annular Two-Phase Flow Sprit at a Bifurcated Tube O小西 忠司 (大分高専) 加藤 勝敏(大分高専)
Tadashi KONISH1I Oita NationalColegeo[Technology• 1666OoazaMaki，Oita Katsutoshi KATOH
1.緒言 気液二相流の分岐特性は、火力、原子力プラントの
設計において極めてに重要であり、最近、多くの研究 結果が発表されている。特に T字管の分岐に関しては Azzopardiら(1)、 Shohamら{幻などの優れた研究があ り、日本においても嵩(8) によって鋭意研究されてい
J しかし、母管から複数の枝管に分岐する分岐管に 関しては、 Frass(5)、湯浅ら件)の研究が僅かにある が、実用的なニーズがあるにも拘わらずあまり研究さ れていない o
そこで、本研究では、母管から複数の枝管に分岐す る分岐管として、まず、 1本の母管から 2本の枝管に 分岐するパイファ管について水ー空気系気液二相流実 験装置により気液分岐特性を調べた口
主な記号 G : 質 量 流 東 (kg!m 2 s)
m 質 量 流 量 (kg!s) x かわき度
p 圧 力 (kPa)
ー添 字
1 母管、人口管、 Inlet
2 母管上流の枝管、枝管または Branchと呼ぶ
3 母管下流の枝管、走行管または Runと呼ぶ
2.実 験 装 置 及 び 実 験 方 法
写真 1に供試パイファ管を示す。パイファ管はアク リル管で製作し、母管内径 24mm、枝管・走行管内
径 19mm、枝管・走行管ピッチ 65mmとし、母管 と枝管・走行管の接合部は機械加工し、段差がないこ とを確認した上でアクリル系接着剤で接着した。
図 1に空気-水系実験装置の全体系統図を示す。
実験装置は空気供給装置、水供給装置、気水混合 器、アクリル製試験管路、気水分離器から構成されて おり、最大入口質量流量 350kg!m旬、入口かわき度
o~ 1.0まで可変するようになっている。
水道水から貯水槽に貯められた水はポン 7~ により圧
送され流量計、流量調節弁、フィルターを通って混合 器に送られ、一方、空気は、スクリュー型圧縮機 (2.5Nm8!m旬、 8.5kg!cm2) に よ り 加 圧 さ れ 、 ミ ス トセバレー夕、流量調節弁、開閉弁を通づて混合器に
送られる。混合器は、内径 24mm、長さ 100mm の 120μ mステンレス製シンターチューブにより環 状流を形成する o 助走管は、被膜厚きが比較的安定す る150d以上を考慮して 4m(167d)とし、枝 管・走行管は 2.2m(116d) とした o 気水分離器 は、透明塩ピ板で 2個別々に製作しており、内部に設
out
Horlzo目lol AcrJl lc pIpo dJ=%4a司
Slntor Tube
rIler F1o. Hetof
+
out，. λーベ
Photo.1 BifurcatedTube
曹alor PU園 P
Fig.l SchematicdiagramoftheAir-Watertop
...
h.nk
ι%
・