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器に送られ,一方,空気は,スクリュー型圧縮機 (2. 5Nm3/min,8.5kg/cni)により加圧され,ミストセパレー
タ,流量調節弁,開問弁を通って混合器に送られる. 混合器は,内径24m,長さ 10mの120μmステンレス 製シンターチューブにより環状流を形成する.助走管
は, l夜 膜 厚 さ が 比 較 的 安 定 す る 150 d 以 上 を 考 慮 し て 4 m (167 d) と し , 枝 管 ・ 走 行 管 は 2.2m (116d) とした.気水分離器は,透明塩ピ板で 2個別々に製作 しており,内部に設置した遮蔽板により水と空気を分 離し,水は分離器内部に貯水され,空気は流量調節弁
を通って大気開放される.また,気水分離器,配管は, 左右の流動条件を同一にするように同一構造にしてい
る. 空気流量は,流量調節弁上流に設置した四分円ノズ
ルにより測定し,流量によってノズル径を変えて測定 している.水流量は,セバレータ内に一定時間 i留めた
水を秤により計量した. また,各枝管の空気流量割合四分円ノズル後流の流
量調節弁により可変する. 水平管,垂直管の各部圧力は 25点の測定位置でス
キャニングパルプによって切り替え,半導体圧力セン サで計測した.図 2に圧力測定装置,図 3に圧力測定 位置を示す.
3 実験結果及び考察
3. 1 実 験 条 件
図 4は,実験条件を示し,横軸に見かけの空気流速,
縦軸に見かけの水流速で表わしている.今回,実験は マクロ的な分岐特性を調べることを目的にし,入口質 量流束 G1を一定110kg/m2sにして入口かわき度 x1 を変化させた場合,入口かわき度を一定0.36にして入 口質量流束を変化させた場合について行なった.
大分工業高等専門学校研究報告 第30号 (平成 6年 l月)
Presure Transducer
Amplifier
Digital Maltimeter
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Fig.2 Presuremeasurementinstrumentation
VerticalTube (do=27.di=19)
Fig.3 PresureTapLocations
3. 2 分岐特性 (1) 一般的傾向
まず, G1=105kg/m2s, x1=0.36を一例に実験結 果 を 説 明 す る . 図 5(a)は , 横 軸 は 母 管 と 枝 管 の 質 量 流 量比,縦軸にかわき度比で表わした分岐特性である.
ま た , グ ラ フ 中 の 同 質 問 量 分 配 (Equal quality and equalquantity) は枝管と走行管にかわき度質量流量 共に等分配される点であり,同質分配 (Equalquality) は,かわき度のみ同じ,同量分配 (EqualqU,antity)は, 質量流量のみ同じ,完全分離曲線 (Perfectseparation) は気相と液相が完全分離するときの状態を示す曲線で ある.また, (X3/X1)rnaxは枝管のかわき度が最
大になる点であり最も危険な状態を示す.
0.15
xl=0.2 xl=0.36 xl=O.4
xl=O.6
4 0 ω 8 0 1∞ SuperficialGasVelocity
VI/S)
Fig.4 ExperimentCondition
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