Page 24 - Randlab Global Catalogue Japanese Edition
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鎮静薬及び 鎮痛薬
SedatorTM SEDATIVE/ANALGESIC 牛、馬用の鎮静薬及び鎮痛薬
ACVM 番号 A011244 (ニュージーランド)
牛や馬における中程度から深い鎮静そして鎮痛、 また馬における単純な疝痛による痛みの抑制
が、通常通りの拘束方法が推奨されています。Sedatorの鎮痛 時間が鎮静効果と同等ではない場合があるため、痛みを伴う 処置の際、特に手術の際には局所麻酔を使用することができ ます。本製品の使用前に、獣医による動物の心疾患(既存の 徐脈や房室ブロック)、呼吸器、肝不全、腎不全、、または ショックなどについてのリスク/利点評価を行ってください。 牛が横たわる際は、治療中や治療直後は頭や首を下げた腹ば いの状態を保ち、第一胃の膨張や、餌や唾液の誤嚥を避けて ください。
過剰摂取及び副作用
症状についてはアトロピンまたは特異的α2拮抗薬により緩和 することがあります。有害な副作用は観測されていません。 交感神経作用の性質により、特に投薬量が多い場合は立毛、 発汗、利尿、そして時には軽度の振戦が起きることがありま す。
用法・用量
馬と牛: ゆっくりと静脈注射、もしくは筋肉内経路にて行っ てください。
投薬量
効果
効果が 表れる までの 時間( 分)
作用時間 ( 時間)
その他の効果
μg/ kg
mL/ 100 kg
10-20
0.1-0.2
取り扱い やすい
3-5
0.3-1.0
若干のふら つき
20-40
0.2-0.4
取り扱い やすい
3-5
0.5-1.0
若干のふら つき
40-80
0.4-0.8
長い効果
2-5
0.5-2.0
ふらつき、 発汗、立 毛、 筋けい れん
80-150
0.8-1.5
強い効果
1-5
2.0-6.0
強いふらつ
き、発汗、
立毛
有効成分
デトミジン塩酸塩 10 mg/mL
包装単位
5mL シングル バイアル
症状
Sedatorは用量の調節を行う鎮静薬及び鎮痛薬です。検査、レントゲン、手術、輸送 などの際の手助けとして使用することができます。単純な疝痛による痛みを含み、痛 みを緩和するために使用することもできます。
馬への投薬においてSedatorには長期的な鎮痛作用(最大12時間)があり、事故の際 などに役割を果たします。馬の疝痛に対する鎮痛の際、診断が確定されるまでの推 奨投薬量は体重1kgあたり20-40μg (体重1kgあたり0.2-0.4mL)です。
• 検査の例:内視鏡検査、直腸検査、獣医産科検査やレントゲンなど
• 簡単な外科処置の例:創傷療法、皮膚腫瘍の摘出、蹄のケアや去勢など • 治療や薬の例:鼻腔栄養チューブ使用や装蹄などの際
痛みを伴う処置の際には、鎮痛薬または局所麻酔と共にデトミジンを併用してくだ さい。
禁忌事項
妊娠中または母乳を出す母馬に対するSedatorの安全性については十分に実証されて いません。妊娠最後の月に本製品を使用することは推奨されていません。鎮静状態 または麻酔にかかっている馬に対し、薬効を高めるためにスルホンアミドの静脈注 射を行うことは禁忌です。致命的な律動不整が起きる場合があります。
注意事項
Sedatorは陰茎弛緩を起こす場合があります。特に繁殖期の雄の動物への使用には注 意を払ってください。臨床医はSedatorの影響により動物の頭が時折うなだれる傾向 が出ることを予期し、そのような状態が表れた際には適切に対応してください。投 薬直後は、特に投薬量が多量であった場合は動物がふらつく傾向が表れることがあ ります。Sedatorの投薬前に絶食をする必要はありません。薬の効果が消えるまでの 間、動物に食事を与えないでください。Sedatorにより、馬や牛を扱う際の安全性を 向上することができます。Sedatorの鎮静効果により動物の扱いが簡単になります
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静脈投与後、すぐに効果が表れます。Sedatorへの組織耐性 は良いことです。疝痛に対する鎮痛を目的とする場合、診断 が確定するまでの間に推奨されている投薬量は体重1kgあた り20 – 40 μg/kg (体重100kgあたり0.2 – 0.4 mL/100 kg)です。 鎮静効果が最大になるのは投薬から5~15分後です。低量の投 薬後に望ましい鎮静効果が得られない場合は、更に投薬を追 加することができます。Sedatorを使用する際、過剰な騒音は 避けてください。
食肉制限期間: ニュージーランドにおける食品規格(最 大残留農薬化合物基準)により、この製品を使用して 残留農薬の該当MRLを超えることは違反となります。
畜牛: 食肉: 無し: 牛乳: 無し。馬: 食肉: 無し レース/イベント制限期間: 競走用の動物に使用する場合
は、関係当局による薬に関する規制に従ってください。
応急処置: 中毒が起きた場合は医師または毒物情報セン ターに連絡をしてください。オーストラリア内の電話番 号は131 126、ニュージーランド内の電話番号は 0800 764 766です。
破棄: 空容器もしくは消費期限が切れた製品は紙で包ん でゴミ箱に破棄してください。
保管: 25°C未満(空気調整)にて保管してください。直 射日光を避けてください。使用時の保存可能期間: 初回 開封後から1週間です。
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