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5. 農村素材と消費市場を吻合する(市場考慮) 数多くの農村婦人の手作り技術と技芸は一定水準に達しているが、問題は需要と供給の関係であ る。消費者に好かれる商品を生産しようと思う場合、先ず消費者の好みと生活需要を理解しないと、 市場動向とファッショントレンドを把握することができない。ゆえに市場の動きをつかみ、政府関 係部門の補導資源を勝ち取り、革新・創造の考え方を導入し、商品の革新とオリジナリティーを出 すことによって、商品の競争力を強化する。
6. 農村素材と地方の永続性を応合する(伝承考慮) 地方発展に最も適切な産業は、自分の土地の源からスタートし、地方が我々に成長の養分を与え、自 分の土地から生産される素材は、神様が我々への最大の惠みである。ですから農村の素材を使うこと は、より良い生活を送るためである。地方民衆の生活のために考慮し、一つの永続経営の生活態度を 伝承していく。農村素材は我々の宝であるので、濫採、濫伐により搾取や圧榨してはならない!
農村巧芸の補導と発展
現在、ますます多くの農村産業の商品が開発・実現された。問題は商品はできたが、市場の定位が見付 からないし、又は同質性である商品の中で、自分の地方特色と精神を明確に現すことができないために、 数多くの「農村巧芸商品」が開発過程において、未だに農村婦人の自己の技芸を見せたり、また自己の 成果を満足したりしている段階に留まっている。せいぜい農村素材の手作りを工芸品化しただけで、製 品商品化の過程において、強化する点は数多くある。今回の「農村巧芸」計画は、各地方の農会の発展 基礎に応じて、現在の農村巧芸商品の発展によって、三種類に分けた。一、「開発型」農会:商品定位中。 二、「進化型」農会:商品はできたが、商品化されてない。三、「成熟型」農会:商品化された巧芸商品は、 各農会の産業特色によって、以下の発展形式を提出する。
一、“商品開発”段階:巧芸商品のスキル、特色と素材はまだ明確ではない。協力技術の補導(プロ教師 の導入)と当地文化の探り(地方素材収集)を提供し、商品の機能開発と造型製作を本段階の発展 要点とする。
二、“商品定位”段階:巧芸商品は技術の学びに留まり、応用と発展はまだ明確ではない。巧芸商品の市 場定位を発展するために、本段階において、市場需要を把握し、商品が生活においての設計応用と 地方に対する感情を連結する。
三、“商品ブレンド化”段階:巧芸商品のブレンド(名称)、定価戦略、市場戦略等はまだ明確ではない。 本段階において、具体的にのブレンド化戦略と操作を導入し、市場と商品の特色を築き上げるを。
下図の「農村の巧芸商品の発展形式」で、農村巧芸の発展目標を説明する。各地方農会の発展特色と農 協発展ビジョンを農村巧芸商品の開発・思考を通して、各地方農協の違う農村巧芸の発展段階に従って、 各段階の農村巧芸の補導工作を提出する。「開発型」農協は、農村素材の発掘、選択と応用を考えて、 造型開発と使用機能の結合等を本段階の考慮要点とし、適切な人材と技術を選んで製作と開発に協力す る。「進化型」農協は、商品素材について、確立した商品を選び、商品の付加価値の意味と地方に対す る感情を連結し、農村素材の応用形式と市場差別化を理解し、設計方法によって製品商品化を協力する。 「成熟型」農協は、今後の開発方向を確立し、適切な通路と市場戦略に合わせて、農村巧芸商品の知名 度を高めることによって、農村巧芸商品の地方特色の付加価値効果を高める。よって、各種の発展段階 が違う農協に違う戦略を導入することによって、各地方農会の農村巧芸商品の発展に協力し、各地方農 会が実際の“利益獲得(利潤)”と無形の“ニッチ獲得”を地方と個人にお返しをすることを確実に補導し、 最終的に当地の精神特質を広げ、また暮らしの品質を高めて、更に各地方農会の“地方特色”を持つ農村 巧芸ブレンドを築き上げる。
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