Page 32 - Randlab Global Catalogue Japanese Edition
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繁殖
Ovu-Late® 牛および馬用の注射
ACVM 番号 A10159 (ニュージーランド)
牛や雄馬における 機能的黄体の退行
いでください。本製品は静脈内投与しないでください。初回 投与後、残ったバイアルは28日以内に使用するか、未使用分 を破棄してください。
牛: 筋肉注射にて2 mL (クロプロステノール500 μg)を単回投 与または繰り返し行う
発情期同調プロトコル: 0日目: Cattle-Mate注射 100 μg/mLを 1 mL
7日目: Ovu-Late注射を2 mL
9日目: Cattle-Mate注射100 μg/mLを1 mL
授精: 2回目のCattle-Mate注射後8~24時間
雌馬: 体重400 kg以下: 筋肉注射にて0.5-1 mL (クロプロステ ノール125-250 μg)
体重400 kg以上: 筋肉注射にて1-2 mL (クロプロステノール 250-500 μg)
有害事象: PGの筋肉注射後、たまに副作用が確認されていま す。この副作用は通常は一時的であり、動物への有害影響は わずかです。牛の場合は体温上昇や唾液分泌が報告されてお り、通常の場合、推奨投薬量の5~10倍の投薬が関連していま す。牛へ推奨投薬量の50~100倍の実験投与の結果、困惑、流 涎、乳汁排出が表れましたが、その他の有害事象はありませ んでした。
制限期間: 食肉制限期間: (牛): 食肉処理が行われる1 日以内に使用しないでください。(馬): 食用の馬に使 用してはいけません。牛乳制限期間: 無し
取引に関するアドバイス: 輸出向けと畜保留機関 (ESI) - 本製品にはESIが制定されていません。ESIに関するア ドバイスについては、製品を使用する前に製造業者に 連絡を取ってださい。
警告: 妊娠をしている女性、喘息のある人、またはその 他気管支疾患を患っている人はクロプロステノールの 取り扱いには細心の注意を払ってください。この薬物 は流産または急性気管支収縮を起こす可能性がありま す。投薬の際は手袋を使用してください。
クロプロステノールは皮膚から急速に吸収されます: ク ロプロステノールが皮膚に触れた場合は石鹸と水ですぐ に洗い落としてください。
応急処置: 中毒が起きた場合は医師または毒物情報セン ターに連絡をしてください。オーストラリア内の電話番 号は131 126、ニュージーランド内の電話番号は 0800 764 766です。
破棄: 空コンテナ、外装または使用期限切れの製品は紙 に包んでゴミ箱に破棄してください。使用済みの針は 「シャープス」と適切に表示されている指定コンテナ に直ちに破棄してください。
保管: 25°C未満(空気調整)にて保管してください。直 射日光を避けてください。初回投与後、残ったバイアル は28日以内に使用するか、未使用分を破棄してくださ い。空容器は紙に包んでゴミ箱に破棄してください。
ACTIVE CONSTITUENT
有効成分
Pentosan Polysulfate Sodium 250mg/mL
クロプロステノール (ナトリウム塩) 250 μg/mL
PACK SIZE
包装単位
12 x 6mL Vials per outer carton and 50mL Single
100mL & 20mL シングル バイアル Vial
薬効薬理
プロスタグランジン(PGs)は炭素数20の不飽和脂肪酸で、シクロペンタン環と2つの 脂肪族側鎖から構成されています。これらは体内にあるほぼ全ての主要組織にある 遊離アラキドン酸により合成され、合成部位付近の組織における局所ホルモンとし て役割を果たします。
PGsは構造上AからIまでの9つのグループに分類され、それぞれのアルファベット に続いて1、2、3と示される亜群を含んでいます。家畜にとって最も重要なPGは PGF2であるとされています。クロプロステノールは自然発生するPGF2ジノプロス トの機能的合成類縁体です。
作用: 生殖器系においてPGsは排卵、黄体退行、配偶子輸送、子宮運動性、胎児膜の 排除、そして雄、雌の器官における精子輸送の役割を果たします。
PGsはその強力な黄体退縮作用を主として生殖器系治療に用いられていま す。PGF2は機能的黄体の急速な退行を起こし、結果プロゲステロン産生を急速に減少 させます。黄体退行は通常、卵巣における卵胞発達に後続し、通常の排卵と共に発情期 が戻ります。雌牛の場合、黄体退行後2~4日で発情期が戻り、雌馬の場合は黄体退行後 2~5日です。早期黄体はPGの効果に反応がありません。牛や馬におけるこの不応期は排 卵後4~5日に渡ります。
PGに誘発された黄体退行の正確なメカニズムは不確かですが、子宮卵巣血管の血流 変化、循環ゴナドトロピンへの正常な卵巣反応の阻害、または触媒酵素の刺激など が関係している可能性があります。PGF2はさらに子宮平滑筋に直接的促進作用があ り、頚部の収縮、弛緩作用があります。
使用説明
本製品は、胃腸または呼吸器系の急性または亜急性疾患を患っている雌馬への使用 は禁忌です。中絶や出産誘発が目的でない場合は本製品を妊娠中の動物に使用しな
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