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5,10,20,40m mの 4 種 類 の ア ク ーuル 製 矩 形 容 器 を 使用した .蒸気濃度の測定手順は,燃料を燃料 容器に満たした後,燃料容器上部に設置した シャッターを空気シリンダにで開く.容器上部 から蒸発し'た燃料蒸気によって形成される干渉 縞の変化を CDカメラにて撮影し,後に画像処 理装置にて解析する.
一方,火炎伝ぱ速度の測定は,長さ 250m,深 さ 20m m,側 壁 板 厚 2m m. 幅 5,10,20酬 の 3種 類 の ハ。イレックス製矩形容器を使用した.実験手順は,燃 料容器の一端から着火し,液体表面上を伝ばす る火炎を CDカメラにて撮影し, VTR画像から伝
平成 1年度日本火災学会研究発表会概要集(!9:5)
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ぱ速度を測定する.
4. 実験結果および考察
4. 1 引火点に与えるスケール効果
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図 3 燃料容器幅による蒸気濃度分布の変化
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図 2は,ホログラフイ干渉法によって測定した 燃料蒸気濃度分布の干渉縞写真を示しており,
l本の干渉縞が等濃度線に相当している.この 写真より燃料容器幅が増加するに伴い,容器横 方向の蒸気の拡散が少なくなっていることが分 かる.図 3は,図 2の干渉縞を濃度分布に換算 した図であり,横軸に蒸気濃度,縦軸に液体表 面からの垂直距離を示している.燃料温度は多 少ぱらつきがあるが 11-12tの範囲である.こ の図より,燃料容器幅が増加するに伴って,容 器上に形成される燃料蒸気層が厚くなっている ことが確認される.この理由は,既報(7)のいずー シート法による燃料容器周りの可視化試験により 明らかにされている.即ち,周囲空気流の流れ によって燃料容器上部にはよどみ領域が存在 L ている.このよどみ領域は燃料容器幅の増加に
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伴い厚くなるため ,拡散方程式において濃度が
W=5m
図 2燃料容器幅によ石干渉縞の相違
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図 5燃料容器幅による引火点の変化
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