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 垂 直 方 向 上 方 に 向 か っ て い く こ と が 干 渉 縞 の パ タ ー ン か ら わ か る . 特 に ム d' = 2 0 皿 の 場 合 が 顕 著 と な る . こ の 時 の干渉縞写真を図 3(a)に示す.つぎに. L1d二 20皿の場合をみてみる.ム d' =20皿の場合, L1d=lOmmと同様な 仕切りの影響が見られるが,隙間ム d' が広くなるとともに垂直平板から遠ざかる方向への循環流が顕著になって いる様子がうかがえる.ム d=30阻になると,仕切りの位置が循環流の形成位置付近になるため,循環流形成その ものに影響を与えている.その干渉縞写真を図 3(b)に示す.しかし隙間L1d' が広がっていくと,仕切りの影 響は弱まっていく.ムd=40mmの場合も仕切りの位置は循環流の形成位置近くとなり,ム d=30mmと同様な結果を 示している.続いてム d=50mm以上になると,仕切りの位置は垂直平板から遠ざかる方向への循環流に影響を与 える形となり,干渉縞は垂直平板側に凸となっているものの,凸の度合いが小さく循環流そのものが弱くなって いるように見える.この干渉縞写真を図 3(c)に示す.
(a) ムd=10mm,ム d、=20mm (b) ムd=30mm,L1d、=20mm (c) ムd=50mm,ム d、=30mm Fig.3 Theinfluenceofheattransferbypartition (日 images)
3・3角部の熱伝達特性
図 4に,干渉縞からの温度分布を用いて,二平板の交角の二等分線上の熱伝達率を評価した結果を示す.横軸 に垂直平板と仕切りとの間隔ム d,縦軸には熱伝達率を示す.ム d=5""'20mmの場合,仕切りのない場合に比べ3 熱伝達率は高くなっている.垂直平板からの流れは角度が 60 の場合,角部に沿って流れないため,熱伝達率を 向上させるためには垂直平板側に向かう循環流を角部に向けさせ,温度勾配を(干渉縞を密)大きくする必要が ある.間隔が狭いム d=5皿の場合角部付近に循環流が生じていること またム d=lOmm,20皿の場合仕切りにより 垂直平板からの流れが広がらずに上昇するため,循環流による押し上げの効果が顕著になっていると考えられる.
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Fig.4Heattransfercoeficientinthebisectordirectionofthecornerduetothepartition
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