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(3)人口質量流束の影響 5.結言
図5(a)は、入口かわき度一定時の質量流東による 影響を示したものである。枝管低流量領域及び高流量 領域には質量流東の影響が見られるが、枝管中流量領 域には質量流東の影響は殆ど見られない。また、図中 にShohamら(2)による幾何学的分配及び遠心力による液 相の流れを考慮した理論曲線を示しており、枝管中流 量領域において質量流東の影響が殆ど見られないとい
う分岐特性を定性的に表わしている。また、図 S(b) は(a)のグラフの表現方法を変えたもので横軸に液相 分配割合、縦軸に気相分配傾向を表わしたものであ る。
(1)水平入口管ー垂直枝管ノミイファ管の分岐特性 は、その現象から大きく分けて 3つに分類できる。逆 流現象が生じる枝管低流量領域、完全分離曲線に接近
し水のよどみ領域ができる枝管高流量領域、それ以外 の枝管中流量領域である。
この 3つの領域は、入口かわき度X1 入口質量速度 G1により変化し、人口かわき度が小さい場合、低中流 量領域が大きくなり、一方、入口かわき度が大きい場 合、中減量領域が大きくなる。
(2)入口質量速度G1一定で入口かわき度X1を変化さ せた実験結果から、かわき疫が大きくなるにつれてか わき度XalX1が 1に近づき、枝管と走行管の等分配し やすくなる。
(3)入口かわき度X1一定で入口質量速度引を変化さ せた実験結果から、逆減領域、水のよどみ領域を除い た中流量域では、入口質量速度G1による分岐特性の影 響 は殆どない。
(4) Azzopardiら、 Shohamら の 幾 何 学 的 分 配 に よ る 理論モデルと実験結果よりパイファ管の中流量領域の 現象は幾何学的な分配に支配されていることが分かっ た。
終わりに、この研究において有益なご助言をいただ
いた九州大学吉田駿教授に謝意を表します。また、装
置製作にご協力いただいた那賀修二技官、実験、計算
を行なった卒研生の久門広尚君、花木啓泰君、阿部真 一君、榊原義和君、古橋啓祐君、正成幹也君に感謝し ます。
参考文献
(1)B.j.Azzopardi& P.B.Whal1ey Int.j;Multiphase
Flow Vo.18,No,5, pp.49t-507,1982. (2)O.Shohain&J.P.Bri11,Y.Taite,IChemical
0.6 0.8 Fig.5(a)Btanchphaseseparationratiovsflow
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(4)湯浅ほか 2名、石川島播磨重工技報、第20巻第4
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号、 pp35-42、1980
(5).Von.F.Fras VGB Kraftwerks-technik,58 HeftlO ,pp729-734,1978.
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Science,Vo1.42,No.ll,pp.2667- (3)嵩、機論B、57巻534号、 pp632-637、191
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