Page 16 - Randlab Global Catalogue Japanese Edition

抗炎症薬
Equine ButeTM ペースト
APVMA認証番号63283/45232(オーストラリア) | ACVM番号A10324(ニュージーランド)
馬における痛みを伴う筋骨格疾患を緩和するため
の抗炎症、鎮痛、解熱口腔ペースト
臨床応用
フェニルブタゾンは抗炎症、鎮痛、解熱効果を持ち、急性蹄 葉炎、関節炎、筋骨格疾患、さらに軟部組織炎症、腱炎、急 性腱滑膜炎、被膜炎そして滑液包炎の治療において使用され ます。この薬への臨床反応は経口投薬後2~3時間以内に表 れ、投薬後約12時間に最善効果が表れます。
症状
馬における痛みを伴う筋骨格疾患を緩和するための抗炎症、
鎮痛、解熱口腔ペースト
用法・用量
投薬は経口のみです。心臓、腎臓、肝臓疾患、血液疾患、ま たは以前から胃腸潰瘍を患っている動物への本製品の使用は 禁忌です。
馬 – 食前に経口投薬してください。1日目は 4.4 mg/体重1kg (10 mL/450 kg)を1日2回; その後4日間は2.2 mg/体重1kg (5 mL/450 kg)を1日2回; その後1日おきに2.2 mg/kg (5 mL/450 kg)を1日1回に投薬、もしくは獣医の指示に従ってくださ い。1日の最大投薬量は4グラム(20 mL)を超えないようにして ください。
小型の馬 – 食前に経口投薬してください。4日間2.2 mg/体重 1kg (2.5 mL/225 kg)を1日2回; その後1日おきに2.2 mg/kg (2.5 mL/225 kg) を1日1回投薬、もしくは獣医の指示に従ってくだ
有効成分 さい。
フェニルブタゾン 200 mg/mL
包装単位
1 リットル バケツ入り
注意事項
フェニルブタゾンはその他のNSAID(非ステロイド抗炎症 薬)またはジゴキシン、ワルファリン、スルホンアミドのよ うにタンパク結合性が強い薬と併用しないでください。フェ
500mL 容器入り ニルブタゾンによる有害事象の可能性としては拒食症、うつ 病、疝痛、体重減少、腹部浮腫、そして口腔や胃腸における 潰瘍などの病変、腎乳頭壊死などがあります。小型の馬はフ ェニルブタゾンの毒性に対する感受性が高いことが分かって います。これらの兆候が表れた際は使用をすぐに中止してく
薬効薬理
フェニルブタゾンは解熱、鎮痛作用を持つ非ステロイド抗炎症薬 (NSAID)です。フ ェニルブタゾンは酵素シクロオキシゲナーゼと不可逆的に結合し、プロスタグラン ジンの生合成活動を阻害します。プロスタグランジンは組織腫脹や炎症、痛み、熱 を引き起こす炎症反応の主なメディエーターです。新しい酵素が合成されるまでプ ロスタグランジンは更なる生成をしません。これにより炎症部位におけるプロスタ グランジン濃度が低下し、炎症反応が減少します。
フェニルブタゾンは経口投薬によって良く吸収されます。この薬は全身に行き渡 り、最高水準にて取り込まれるのは肝臓、肺、心臓、腎臓、そして血漿です。フェ ニルブタゾンは最大で95%の血漿タンパク結合性があります。炎症反応の際に起き る血漿タンパク質の血管透過性の上昇は、炎症性滲出液内のフェニルブタゾンを集 中させることになります。
フェニルブタゾンの血中半減期は用量依存的であり、3.5時間で投薬量2g/450kgから 6時間で投薬量8g/450kgとなっています。フェニルブタゾンのシクロオキシゲナーゼ への非可逆的結合から、治療効果は24時間続くことがあります。
フェニルブタゾンは馬の体内にてほぼ完全に代謝されます。主要代謝物はオキシフ ェンブタゾンであり、フェニルブタゾンと似た薬理作用と薬理的に不活性のy-ヒド ロキシフェニルブタゾンから成ります。最初に分泌される代謝物はy-ヒドロキシフェ ニルブタゾンであり、投薬後最大18時間まで尿内にて検知されます。オキシフェンブ タゾンは馬への1回の経口投与後、少なくとも96時間は検知されます。
ださい。
食肉制限期間: 食用の馬に使用しないでください。
ニュージーランドの情報: 本製品は繁殖用または食用の 動物に使用されてはいけない事が法律で定められていま す。
レース/イベント制限期間: 競走用の動物に使用する場合 は、関係当局による薬に関する規制に従ってください。
応急処置: 中毒が起きた場合は医師または毒物情報セン ターに連絡をしてください。オーストラリア内の電話番 号は131 126、ニュージーランド内の電話番号は 0800 764 766です。
破棄: 空容器は紙で包んでゴミ箱に破棄してください。
保管: 25°C未満(空気調節)にて保管してください。直 射日光を避けてください。
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