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もとに保護し、彼らの必要を満たし安全な新たな始まりへと導いてくだ さい。
正義の神よ、わたしたちの社会を引き裂く罪を告白します。心の狭さ が恐怖を生みだし、憎しみが暴力を煽り、無関心が不平をはびこらせま す。わたしたちをしばり、隣人から引き離すあらゆる鎖を断ち切ってく ださい。
恐怖と暴力をまき散らす過激派に対して、わたしたちは声を上げます。 その人たちの心に触れ、人のいのちの尊さと平和への道を示してくださ い。ジャトのように、どうか愛する者を失う恐怖を常にもちながらも生 きている人に、慰めを与えてください。悪事を行う人の心を変えて、和 解へと導いてください。
重荷を負うイエスよ。わたしたちをあなたの愛と赦しの軛を負う者と してください。悪に抵抗し、愛を選び、その愛をもって変化を恐れない 担い手となるように力を与えてください。心と思いを新たにし、正しく 導き、あなたを尊び、他の人々、たとえわたしたちを迫害する人々でさ えも、祝福することができますように。あなたのゆるぎない愛と、争い や憎しみをつくり変えるあなたの力を、わたしたちは信じます。アーメ ン
ブレッシングの物語:貧困と絶望の重荷 わたしはブレッシングと申します。ラゴスにずっと住んでいます。変
わっていくナイジェリアを長年見続けてきました。貧困と絶望のどん底 へと落ちていくのを目のあたりにして、わたしたちが望んでいた改善は なされずに、子どもたちを育てる良い環境とはなりませんでした。
日々、心をえぐられるような出来事と犠牲者を見続けてきたせいで、 だれもが失望の連鎖に陥ってしまいました。失望するばかりで、もう希 望がもてなくなりました。それが今のナイジェリアの現実です。
政府はわたしたちのためではなく、自分たちのためだけに集中して働 き、優遇され巨万の富を得ています。その一方でほとんどの国民の収入 は低く、生活に十分ではありません。主食の米すらも今や多くの家庭に とって贅沢品となっています。賢く可能性に満ちた若者たちの就業率は 低く、自暴自棄に陥る者もいます。絶望から自死が後を絶ちません。絶 望は誘拐や強盗、性売買などの犯罪へと手を染めさせるのです。
貧困は精神をむしばみ、心身が病めばさらに貧困から抜け出せなくな る。全くの悪循環で、この国には豊富な資源があるのに、わたしたちが 心から望むリーダーシップも、希望もない国なのです。
そのような絶望のただ中にあっても、わたしは一筋の光を友人のグレ ースに見ました。グレースは同じ年に夫と仕事を失いました。けれども 彼女は絶望の中でも生きることを諦めずに、手作りの石鹸を売って生計 を立て、収入はわずかでも、家族の食費と学費を賄っています。
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