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演劇と物語はナイジェリア文化に欠かせないものです。伝統的な演劇に は、踊り、音楽、芝居の要素が含まれています。20 世紀半ばには、ウォレ・ ショインカ(後にノーベル文学賞を受賞)やオラ・ロティミなどの劇作家が、 社会的、政治的問題を取り上げるナイジェリア独特の演劇的伝統を発展さ せました。
現代のナイジェリア芸術は進化を続けており、アーティストがすべての メディアで国際的な評価を得ています。ノリウッド(ナイジェリアの N と ハリウッドから)として広く知られる映画産業は、年間映画製作本数で世 界第 2 位の規模となっています。チヌア・アチェベの作品からチママンダ・ ンゴズィ・アディーチェなどの現代作家に至るまで、ナイジェリア文学は 世界文学に大きな影響を与えてきました。
III.女性:ナイジェリアのバックボーン A.世界祈祷日:女性の一致の証
ナイジェリアにおける世界祈祷日(WDP)は、1961年に導入され女性の一 致と力強さを示す証となっています。この運動は、全国の超教派のキリス ト者の女性を巻き込むまでに成長し、エキュメニカルな協力と精神的な連 帯を進めてきました。発足以来、WDP世界祈祷日は家族や地域社会に影響を 与え、社会的、政治的、宗教的、経済的な問題に取り組むための基盤作り をしてきました。
1.由来(1961-2018 年)
ナイジェリアにおける世界祈祷日運動は、1961 年に長老派教会のユード
ラ・オラインカ・アカヌ-イビアムさんによって導入され、当初は、英国国 教会、メソジスト教会、長老派教会、バプテスト教会などを含むナイジェ リア・キリスト教協議会加盟教派によって受け入れられました。
1962 年、ラゴス(ナイジェリアの大都市)で超教派キリスト教女性組織 (ICW)が設立され、後に超教派キリスト教女性協会(ICWA)として知られ るようになりました。この組織は、ナイジェリアにおける WDP 運動の初期 の発展に重要な役割を果たしました。この運動は、その後数十年にわたり、 ナイジェリア全土に徐々に広がり、様々な州や地域に広がりました。
2.式文作成委員会への参加と国内委員会の強化(2017~2021 年)
2017 年 8 月、ブラジルで開催された世界祈祷日国際会議(WDPIC)にお いて、WDP ナイジェリアは 2026 年の式文作成国に選出されました。テーマ は「わたしはあなたに休息を与える。わたしのもとに来なさい」(マタイに よる福音書 11 章 28 節)でした。2017 年の WDP ナイジェリアは、国内組織
がまだ初期段階にあったので、本当に大きな恵みでした。
2019 年 5 月、アデジョケ・バッコさん(ママ・バッコ)のリーダーシッ プの下、WDP ナイジェリアの全国委員会が結成されました。2019 年 5 月 28
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