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     uη 明 戸圃司
p.
(64)
の後さらに低下し酸性化した.一方,冷却速度が 100C/minの場合は緩やかに低下し, -4oCでも 7.7 に留まった.なお,冷却速度が 10oC/minの場合は 両者のほぼ中間の値で推移した.このことから冷却
側から 10μA,1μAの電流を負荷した場合,および 電流負荷無しの場合における pHiを示している.キ クイモの塊茎組織 (Fig.4)は3 冷却開始前ではほぼ 同じ pHi8.1を示すが 3 電流負荷しない場合,ほぼ直 線的にpHiは減少し, -40Cでほぼ中性の7.0を示し たのち,さらに酸性化していく.それに対し,電流 を負荷した場合3 冷却が-8oCまで進行しでも pHi の低下がほとんど見られなかった.
次に,他の植物でもキクイモの場合と同様の結果 が得られるのかを確認するため,タマネギ鱗茎葉の 表皮組織を用いて同様の実験を行った (Fig. 5). キ クイモの塊茎組織と比較すると,実験開始前のキク
速度が低下すると 3 なることがわかる.
冷却に伴う pHiの低下が顕著に
8.5
8.0
r、鋼
~ 7.5 tロ
自4 昔7.0
イモの場合に比べ 3 pHi7.5を示している.電流を負荷しない場合,冷却
と と も に , pHi は 低 下 し , pHi 7.0 (約 8.0 oC) を 経 てさらに急激に低下する.これに対し,電流を負荷 した場合,特に 1μAの場合, pHiはほとんど低下を 示していない.また. 10μAの場合,低下の傾向は
IμAに比べ大きいが 3 電流負荷なしに比べれば pHi 低下の傾向は抑えられている.これらの結果から, 木研究で用いた植物において冷却時に電流を負荷す
ることで,冷却に伴う pHi低下を抑制できることが うかがえる.
0
弘 6.5 U
6.0 5.5
8.5
8.0
~ 7.5 回
E
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6.0 5.5
2 2 20 16 12 4
-4 -8 -12
7.0 a
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巳e ま6.5 υ
6.0 5.5
TcmperatUl'e[oC] Fig.5.Loade宜ectofelectriccurentonpHichange(Alil/1
cepaL.).ThevaluesofpHiaremeans土 印 刷=3). なお,本研究でのタマネギ鱗茎葉に対する電流負
荷の条件は,キクイモに対して効果がみられた条件 をそのまま適用した.われわれが実験を行ってきた 経験から,植物によって効果を示す電流負荷の条件
国 10C/milm巴an
g10C/minmean
• lOC/ruilmean
-4 -8 -12 -16 百levaluesofpHiaremeans土SE(N=4).
2.電流を負荷した場合における,冷却の進行に伴う pHiの推移
冷却速度 1oClminで微弱電流(1μA,10ドA) を 負荷しながら,キクイモの塊茎組織 (Fig.4)および タマネギ鱗茎葉の表皮組織 (Fig.5)を冷却した場合 の pHi推 移 の 結 果 を 示 す . な お , 各 温 度 の 縦 棒 は 左
20 16 12
Fig.3.Di宜er官 lceinpHi-changeduetocolingrate.
回 10~lA-mean
図 l).lA-mean
圃 No cur巴nt-m巴an
8.5
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-4 -8 -12
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Fig.4.Loadefectofe1ectr包 curentonpHichange
, (He1ianthustuberosusL.).百levaluesofpHiare
meanS:l:SE(N=4).
4
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図 10μA-meal
iIJlμA-m巴an
圃 Nocurent-meal
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いずれの場合もやや低い値の
po 円〈U



























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