Page 41 - Hibi no Kate
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した。 ところが、突然、くだらない理由で、聖研例会の出席を禁止され契 約破棄を言い渡 されました。私は最悪の苦境にたたされたのです が、”恐れることはない、私がついてい る” という神様のみ言葉を信じて、契約を破棄したのです。それまでに、英語の勉強のため お付合いしていたピーターの提案で数ヶ月後に再入国できました。主人ピーターはこの聖 研の会を愛し信頼していて、毎月私が例会から帰宅するのを待ちかねて、その会での内容 をきくのを楽しみにしていました。彼の聖書の知識は深く驚くほど、よく覚えていまし た。全くお菓子を食べないのですが、会から持ち帰った洋菓子を手を出して待っているの でした。ピーターが亡くなり、葬式嫌いでしたから、古屋さんの計らいで、本当に彼がの ぞむ聖書研究会の皆様のささやかな記念会をもつことができました。その後、何人もの知 人、 友人の追悼会、葬儀に参列する度に、ピーターの追悼会に勝るものはないと、感謝し ているのです。”恐れることはない、いつも、わたしはあなたと共にいる。そして、あなた に助け手をあたえる。” は私がカナダに来る時に与えられたみ言葉です。今年の9月で、 受 洗60年、聖書研究会32年となります。(32年間)
豊岡みち子: 私はいろいろな宗教に関心を持っているのですけど、この会にきてからも う 10年にもなりますが、途中でやめようかと思ったけど、ずるずるときてしまいまし た。この間も、洗礼をうけたらと言われたけど、まだそういう気持ちにならなくて、信じ ていないのに、来ているのは申し訳ないのですが。その間いろいろ勉強して、知りました し、楽しかった。楽しいです。信じていれば心の安らぎが得られるでしょうが、だからと いって、信ずることは出来ないでいます。(和:先月日本にいらしてお兄さんに会われ たの ですね) そうです。この5月ごろ、兄は心臓をわづらってい て、病床で洗礼を受けた事をし りました。兄嫁がクリスチャンです から、影響をうけたのでしょう。私はそういう兄を全 然知らなかったので驚きましたが。(10年間)
ミッチェル美紀子:12年前、日本からヴィクトリアに来た時、私はキリスト教には何の 知識もなかったけど、移住の地で、とまどっている私に手をさしのべて親切にして下さ り、沢山の友人達を紹介してくれた人達がカナダ人のクリスチャンで、私に聖書の勉強会 や、リトリートなどに誘ってくれたのが、キリスト教との出会いでした。英語での勉強が ピンとこないと言うと日本人のクリス チャンの人達をも紹介してくれて、その中の人が自 宅で私だけのために聖書の勉強を教えてくれたりもしました。しかしオタワに引っ 越す事 になって、もっと続けてキリスト教のことを知りたいと思い、お花のクラスで知り合った 尚子さんに日本人の教会とか聖書の 学習会とかないかを、お聞きしたらこの会に連れてき て下さり、2 年後には洗礼を受けるにいたりました。この会での皆さまとの出会い、35