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柴田織物ーテキスタイル




                      世界が刮目するハイブリッド機屋 柴田織物















         さびた鉄板
          艶めくパイソン
         カーキ色のカモフラ…
          好きなものを詰め込んだツールボックスを、少年が目を輝
         かせながら見せてくれる






          独特の世界観で人々を惹きつける柴田織物  2代目柴


          田祐史さんの考案した「他にはない」デザイン。反物を

          広げながら話す姿はカードゲームやメンコに夢中にな


         る少年のようです。小説「羅生門」をテーマにした稲妻

         の走る羽織。お米農家がまとう稲穂柄の着尺と帯。雨


          音が楽しくなる蛙柄の着尺。祐史さんの手にかかれ

          ば、いろんな物語が「着物」へと変身します。













          図案を描くグラフィックデザインと、織機の特徴や組織づかいを考えて織物を設計す
         るテキスタイルデザイン。ふたつの要素が祐史さんの頭の中で混ざり合って、ペンタ
         ブレットを走らせます。「もともと絵は学んでいないから、筆で描くことはできないけ
         れどイラストレーターは綺麗な線を引いてくれるし、フォトショップは色を塗ってくれ
         る。いまでも絵が描けるとは思っていないんですよ」。見事に図案化された美しい曲
          線からは、想像できない答えが返ってきました。それでは、なぜ自ら図案を手がける
         ようになったのでしょうか。









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