Page 23 - 式文 2026

じぶん おも きも
Ÿ 自分にはできないと思ったとき、どんな気持ちでしたか?
がっこう かな
Ÿ 学校で悲しくなったら、どうしますか?
つづ ものがたり き
—では続きの 物 語 を聞きましょう—
そとあそこ こえ かぜ
外で遊んでいる子どもたちのはしゃぐ声をのせたあたたかい風が、 き
チオーマをさらにひとりぼっちにしました。けれどもそのとき、聞 おぼ あしおと き ところ とも
き覚えのある足音が聞こえてきました。ドアの 所 から友だちのドゥ み しんぱい かお い
ペとゴディヤがチオーマのなみだを見て、心配そうな顔で言いまし
た。
やす こえ
「休まないの?」ゴディヤはやさしく声をかけます。 さんすう しゅくだい
「あたし、これができないの。」チオーマは算数の 宿 題 をさして、 とう こんど がっこう
つぶやきました。「それに、お父さんが、今度まただめだったら、学校 い
にはもう行かせないって。」
ひ
ドゥペはやさしくほほえんで、チオーマのとなりにいすを引きよ おし い
せると、「いいこと教えてあげる」と言いました。
ねん い
「あたし、1、2年のころ、みんなからのろまって言われてたの。 いま きも
だから、今のチオーマの気持ち、とってもよくわかる。」
き —みなさんに聞きます—
ともかな み
Ÿ 友だちが悲しんでいるのを見たことがありますか?
Ÿ そのとき、あなたはどんなことをしましたか? はなし つぎ
—この 話 は次にどうなったでしょう—
かお あ いま
チオーマはびっくりして顔を上げました。「えっ? 今はすごくで
きるじゃない! なんで?」
かあ とう いの
「それはね、お母さんとお父さんが、お祈りをしてくれたからな
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