Page 13 - 2024東風瀛海_東碩畫會專輯
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系主任 序
アーティストなら誰もが知っていることですが、芸術とは食後のゲームや余興ではなく、
気持ちの表れ、自分自身の表現であり、それ以外にもっと多くの可能性を秘めており、一生か
けて打ち込む気概であり、自己の完結でもあります。これはポジティブな意味での芸術の目的
であり、「東碩画会」のメンバーの多くが共有するナラティブでもあります。
2013年の真夏に創設された「東碩画会」は、東海大学美術系社会人修士課程の卒業生
をベースとしてスタートし、のちに昼間学部の修士課程卒業生も加え、今日までの9年間でか
なりの規模になりました。美術系修士課程のキャリアパスは、だいたい2つのタイプに分かれ
ます。ひとつは、大学の学業を終えてから、修士課程/社会人向け修士課程に進んだエキスパ
ート養成コース出身者。もうひとつは、若いころは才能を伸ばす条件に恵まれず、技術系の学
校を出て社会人となり、40代、50代になって家庭の負担が軽減されてから、自分の理想を求
めて、改めてキャンパスに足を踏み入れた人たち。「東碩画会」メンバーは後者がかなりの割合
を占めていることは、注目されてよいと思います。学位を取得した後も創作の意欲が衰えず、芸
術の分野で数多くの賞を取り、輝き続けるのは簡単なことではありません。「東碩画会」は東海
大学美術系から外に向けて放たれたポジティブなエネルギーであることは動かしがたい事実
です。
これまでの9年間、王瑋名、邱泰洋という前後二人の「東碩画会」会長のリーダーシップ
のもとに、台湾各地での展示会を着々とこなし、豊かな成果をあげてきました。今回は海を渡
り、著名な「福岡アジア美術館」でメンバーの多様な作品を展示するのは、出展者ひとり一人
の努力の結果であるとともに、わが東海大学美術系の栄誉と誇りでもあります。実施にあた
り、日本で活躍するカメラマンの張文燦による企画と準備、台北駐福岡経済文化弁事処、九
州台日文化交流会からの大いなるサポート、および邱泰洋会長をリーダーとするチーム一丸
となっての努力に感謝いたします。展示会画集の上梓にあたってこの小文を寄せて「東碩画
会」の福岡展を祝福するとともに、序とさせていただきます。
東海大学美術学系 系主任
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