Page 19 - パンフレット
P. 19
続いて、このステージにおける英文法の学習法についてお話をさせていただきたく思います。
今までのステージでは、英文法問題を解答するための素地を養成してきました。第2ステージにおいて先に紹介させ
ていただいた東進ブックス出版の「英文法レベル別問題集」では、比較・不定詞・関係詞のように、各英文法が単元
ごとに収録されています。単元ごとに収録されるというのは、その単元の仕組を理解、暗記するためには最良の方法
なのですが、一方で問題演習となると、単元ごとに収録されてるが故に、「単元がわかっているから正答できる」とい
た状況が生まれてしまいます。しかし、実際の英文法問題は単元の特定はされていないため、正答できなくなってし
まうのです。
この状況を打破するためには、英文法が完全なランダムで出題されるテキストを用いなけれ
ばなりません。そこで、私がオススメしているのが、学研教育出版の「英文法・語法ランダム演
習セレクト600」です。(左図が参考です)このテキストでは、良質な英文法問題が完全ランダ
ムで出題されていることに加え、苦手単元を発見するチャートもついているなど、とても有効
なテキストになります。このテキストでは、さらに難易度順に問題が配置されているため、志
望校のレベルに合った問題を解くことができます。このテキストを、週に100問~200問程度
を目安に繰り返していただくと、得点力は著しく身につきます。
一方、このテキストでは、並べ替え問題(整序問題)という出題方式には対応していないた
め、こちらは別テキストで演習をしていただくことになります。
桐原書店出版の「整序問題200 短期で攻める」では、並べ替え問題を演習することができ
ます。(左図が参考です)こちらのテキストは比較的ボリュームが少ないため、気軽に取り組
むことができます。整序問題に関しては、解き方にコツがあるので、ある程度、授業が必要
になります。(下図が参考です)こちらを、週に40~50問程度こなしていただくと、得点力が
身につきます。
※自作テキストより抜粋
英単語学習では、先のステージに引き続き、週に300語~400語ほどの暗記を継続し
ていただきます。このステージにいるころには、単語帳は一通り終えて、繰り返しの暗記
をしているタイミングになるかと思います。より、単語を理解するために、先にも少し触れ
た接頭辞・接尾辞に関して深く学ぶことも効果的です。(左図が参考です)単語によって
は、語尾が~tionですと必ず名詞になるといったルールが存在していたり、pre~という
単語では、pre=前もって という意味があることにより、意味を推測することができるよ
うになったりもします。英単語を単なる暗記にせず、可能な限り理解をしようという心構
えが重要です。
※自作テキストより抜粋