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続いて、文法の話をしたいと思います。文法は「長文を読むために必要な英文法」と「英文法問題を解くのに必要な
    英文法」の2種類に分かれると申しましたが、今お話させていただくのは、「英文法問題を解くのに必要な英文法」に
    ついてになります。英文法問題とは、下にあるような問題を指します。















                                                                                         東洋大学2017年入試より抜粋






                                                                      このような問題の特徴として、解答するためには
                                                                      知識の暗記を必要とします。つまり、英単語を暗

                                                                      記するのと同様に、ある程度は知識を覚えないと
                                                                      いけないという面が必ずでてきます。(左図が参
                                                                      考です)よって、英語長文を読むための学習とは

                                                                      切り分けて、並行して学習を進める必要がありま
                                                                      す。



   ※自作テキストより抜粋


                                                 では、実際の入試の「長文問題」と「文法問題」の配点の違いについて
                                                 見てみましょう。センター試験における配点(左図が参考です)では、
                                                 おおまかにわけて、このような英文法知識や暗記を主体とする配点が

                                                 200点満点中、約50点出題されます。この50点という配点は、一見低
                                                 いように感じます。しかし、センター利用入試(センター試験の得点で
                                                 大学の合否が決まる)で仮に東洋大学を狙いたいと考えた時、東洋大

                                                 学合格に必要な得点率は約75%(150点)であるため、万が一、この
                                                 英文法知識、暗記を主体とする50点を失ってしまった場合、残りの長
                                                 文問題150点を全問正解する必要があります。今まで、高校生を担当

                                                 してきた経験上、センター試験直前には、「長文問題」ができないとい
                                                 う生徒よりも、圧倒的に「英文法問題」ができないという生徒が多くい

                                                 らっしゃる印象があります。つまり、多くの受験生は、「文法」を「英文法

                                                 問題を解くための英文法」と細分化できていないため、効果的な対策
                                                 ができていないのが現状なのです。

                                                 私立一般入試では、基本的に偏差値が上がれば上がるほど、英文法
                                                 問題は出題されず、長文問題がメインになります。(下図が参考です)


                日東駒専                              MARCH                        早慶上智


              英文法:40%                          英文法:20%                        英文法:10%


              長文:60%                           長文:80%                         長文:90%
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