Page 13 - パンフレット
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<英語力を飛躍的に上げる事は可能なのか?:大学受験を取り巻く状況>
英語力を飛躍的に上げる、といった事は本当に可能なのでしょうか?結論から申し上げますと、私は可能だと考えてい
ます。では、なぜそのように考えるかを申しあげる前に、昨今の大学受験の状況をお話させていただけたらと思いま
す。大学受験、とりわけ一般入試は冬の時代を迎えているといっても過言ではありません。10年前の一般入試と、今の
一般入試では、全く状況が違います。なぜならば、各大学が一般入試の合格者の定員を大幅に削減してるからです。
一昔前では、一般入試において定員を大幅に超えた合格者をだすことは当たり前のことでした。しかし、国の意向によ
り、定員を超過した合格者数を出す大学に対して、助成金をカットする事になってしまいました。国の考えとしては、東
京の一極集中を避け、定員が割れている地方大学などへの進学を促す狙いがあるそうです。これにより、大学側は一
般入試において、合格者数を大幅に減らすことを余儀なくされたのです。ちなみに、このように減った合格者の補填
を、推薦入試の合格者に充てています。大学側としては、推薦入試の入学者は合格を「蹴る」ことはないので、都合が
良いとも考えられます。そして、一般入試の定員を減らす、合格者数を減らすことにより、その大学の偏差値は上がりま
す。なぜならば、倍率が大きく上がるからです。この点に関しても、ブランドイメージが大切な私立大学にとって、偏差値
が上がることは良いことなのです。
このような状況において、一般入試を成功させるためには、今まで以上に「戦略的に」そして「正しい受験勉強」を行う
ことが求められているのです。
<英語力を飛躍的に上げる事は可能なのか?:学習法>
英語力を飛躍的に上げることは可能なのか?その答えを私は「正しい方法で努力すれば可能である」と考えていま
す。では、どのように学習を進めれば良いのでしょうか。それは英語という科目をいくつかの要素に分解する必要があり
ます。英語という科目の中には、大まかにわけて、3つの要素があります。それは、「長文」「文法」「英単語」です。多く
の受験生は、英語は「文法」「単語」ができれば、自然と「長文」が読めるようになると考えています。しかし、それは英語
学習における最大の間違いであると考えています。なぜならば、長文を読めるようになるには、この順序では不可能に
近いことだからです。まして、偏差値を上げるとなると、さらに難しいです。受験勉強をしっかりと行ったにも関わらず、
英語の偏差値が上がらないという生徒の多くは、このように根本的なやり方を間違えている可能性が高いです。
正しい英語学習とは何でしょうか。まずは先程の3つの要素、「長文」「文法」「英単語」を更に細分化しする必要があり
ます。「長文」を「構造を分析するための長文」「設問を解くための実践的な長文」の2種類に分け、「文法」を「長文を読
むために必要な英文法」と「英文法問題を解くのに必要な英文法」の2種類に分ける必要があります。そして、「英単
語」を「長文読むのに必ず必要な動詞」と「その他」の2種類に分ける必要があります。そして、これら細分化された単元
を学習進度に応じて、使いわける必要があります。
第1ステージ:1ヶ月間 第2ステージ:2ヶ月間
「構造分析を分析するための長文」で品詞分解/全訳
「長文に必ず必要な動詞」の暗記
※第1ステージの知識を前提とします +音読
「長文を読むために必要な英文法」の理解 「英文法問題を解くのに必要な英文法」の暗記
「その他」の単語の暗記
※第2ステージの長文の品詞分解/全訳ができるようになるため
※第1ステージの知識を土台として、良質な構文を含む長文の品
に、英語の不変的なルールを学ぶ土台作りのステージです。
詞分解、全訳を行い、あらゆる長文ににおいて、「時間をかければ
絶対に文章を精読できる力」を養います。また、英語長文とは関
係のない暗記主体の英文法問題をとくための知識や、英単語学
習も開始します。