Page 15 - パンフレット
P. 15

<第2ステージにおける学習>
    第2ステージにおける学習では、「時間をかければ、どのような文でも100%正しい訳を導きだすことができる」ことを

    目標とします。ここでは「構造分析をするための長文」を扱います。難しい複雑な形で書かれている文章を、丁寧に
    ひとつひとつ、読み解きます。簡単な英語の例あげます。
                                                                            左の2つの文はどちらも「私か好きなその

                                                                            男性はケンです」と訳す簡単な文章です。

                                                                            しかし、英語を苦手とする多くの人は「その

                                                                            男は、私が好きで、ケンです」と訳します。
                                                                            正確に言えば、大きな間違いではありませ

  ※自作テキストより抜粋                                                               ん。しかし、[that I like]という語のカタマリ
   は、The  manを修飾する「形容詞」になり、「私が好きな(that I like )その男性(The man)」という訳になるんだ、という
   正確な修飾関係を理解しているのと、していないのでは天と地の差が今後生まれてしまうのです。なぜならば、英文

   の語のレベルが上がり、更に複雑な形になると、修飾関係を理解していないテキトウな訳では、文の意味がとれなく
   なってしまうのです。しかし、文の形をみて修飾関係がしっかりとわかれば、文意を汲み取ることができるのです。良
   質な長文に多くあたり、ひとつひとつの文を構造分析(品詞分解)していただき、その分析に基づいた正確な英文の

   全訳を行っていただくこと、その上で音読を繰り返していただく、これこそが英語の基礎力を養う最大の方法です。



                                                                                   左図は実際に生徒さまが行った
                                                                                   構造分析(品詞分解)と全訳の
                                                                                   例です。

                                                                                   正しく英語を訳すことが第一歩

                                                                                   です。時間をかけて、正しい訳
                                                                                   ができるからこそ、そのスピード
                                                                                   を上げる・・・といった、いわゆる

                                                                                   「速読」という話がでてくるので
                                                                                   す。この前提がなければ、「速
                                                                                   読」という名の「テキトウな読み」

                                                                                   になってしまいます。




    では、どのようなテキストを用いて学習をすれば良いのでしょうか?英語長文の構造分析には、東進ブックス出版
    「英語長文レベル別問題集」を用いるのがオススメです。(下図が参考です)このテキストには、正しい構造分析、


                                                       全訳が掲載されていて、自習にも最適です。また、難易度ごとに
                                                       収録されているため、スモールステップで難易度をあげることが
                                                       できます。また、掲載されている長文も良質なものが多く、重要な

                                                       構文が含まれた長文を多数含みます。1週間に2題~3題を目安
                                                       に、構造分析と全訳を行っていただくと、理想的な進度になるか
                                                       と思います。はじめの第一歩は、レベル2からのスタートをおすす

                                                       めします。

                                                       学習の流れとしては、①長文の問題を指定時間内に解答→②文
                                                       章の構造分析→③全訳がスタンダートな流れになります。
   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20