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SPECIAL ISSUE
Keywords of KATAYAMA 3 世 代 別 座 談 会 0 0 1
100年目の
片山鉄建 の基礎知識 現役社員が語る 周年記念特集
片山鉄建。そして、未来へ
Ⅲ
「生活文化づくりのシステム・コンダクター」として、人々の暮らしを支え続けてきた片山鉄建株式
会社。創業100年目を迎えた「今」、社内で活躍する20代から40代の現役社員の方々は、会社に
【独立自尊 精神】 りがいや、片山鉄建の強みや魅力、そして次の100年に向けての抱負について語ってもらった。
対してどのような思いを抱き、日々の仕事と向き合っているのか。それぞれの立場から、仕事のや
の
*2018年7月27日 片山鉄建大阪本社で収録
[解説] *肩書は座談会当時のもの
他人に迷惑をかけない (感謝の念) 、
さらに他人のため世のために尽くす (互譲の精神) ROUND TABLE DISCUSSION
“天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくら
ず”と喝破した福沢諭吉。彼の人生に対する一本の筋
金が、この「独立自尊の精神」だった。「独立自尊」とは、
自分の足で立ち自らを処すること。言い換えると、上
記の解説のことばとなる。
人間社会は、例えるなら大勢の人に担がれた「御
輿」。一人ひとりは一生懸命に足を踏ん張り、皆が協力
して一つの御輿を支えている。その中で、もし一人だ
け御輿にぶら下がって楽をする人があるとしたらどう
だろう。広い社会を見渡せば、他人に迷惑をかけ、他人
にぶら下がって生きている人や会社もある。そんな心
意気では、本当の意味での仕事は決してできない。
社会とは企業であり、また家庭でもある。その中で 謝の念」や「互譲の精神」が生まれてくる。
「独立自尊の精神」を全うするためには当然、人間とし 人間として企業として、この“独立自尊の精神”“他
てのたゆまぬ努力が必要とされる。ただし、努力した 人に迷惑をかけず、さらに他人のために尽くす精神”
からといって一人で成し遂げられるものではなく、周 を根本理念とすることを、この100年の機に改めて確
囲の手助けや理解を得て、はじめて社会の一員として 認したいと思う。 柴田 志龍 吉田 隆司 田中 裕哉
自己実現できる。そしてそのように支え合う中で、「感 大阪営業所・販売第1チーム 東京営業所・販売第2チーム 釧路片山鉄建・販売チーム
2012 (平成24)年入社
2013 (平成25)年入社
2014 (平成26)年入社
【私はできる】 た山陽道方面のお客様(ブドウ栽培を通じて知り合った農家様)とのご 20代 「若いうちにしかできないミスをしろ」
現在の応接室に掲げられている人生訓の書。当社社員が担当してい
縁でいただいた書を表装したものである。 座談会 の言葉で、仕事に向き合う姿勢が生まれる
だ 結 局 勝 の つ え る 考 そ う 人 が で き 「 は 私 」 る 勝 つ と が 強 い 人 は な い 限 ら さ 発 出 あ だ お り の そ の と 人 る な に あ な た は そ う 願 い つ も ら な う 持 ち を 自 信 と い た し 上 向 た い た は な あ つ 勝 た が 勝 な も し あ て る な ら え る と 考 心 が 人 の 決 の だ め る べ す は て で る い は か い な 功 成 て し を 願 成 功 だ 人 が け 続 い た け 後 最 で ま み て 中 を 見 ろ 世 の 敗 る え ら な る す 考 と 失 無 る え ら な 考 と 理 だ す 片 で み う 思 の 心 い と た 勝 ち あ は だ な た な る め に と だ 考 え た も う め ら だ な た が も し あ 負 け る は あ な た 負 る え ら な る け 考 と あ し も が た な 今は「倉庫の横」に住んでいます。寮が松戸のスチー
は 失 な た る あ 敗 す あ な て 勝 い な に は た 対 絶 釧路、東京、大阪。 ルセンターの横にあるので、先輩社員から「倉庫のあれ
それぞれの雰囲気の違い
を持ってきてくれ」と言われ、会社に持っていくこともあ
―― まず、自己紹介からお願いします。 ります (笑) 。
柴田 ■ 大阪の販売第1チームに所属しています。現 田中 ■ 釧路片山鉄建・販売チーム所属です。 2015
在は、大阪、奈良、和歌山の問屋さんに向けて屋根材 (平成27) 年に、釧路営業所と釧路吉田鋼機が統合さ 代別座談会 世
や壁材の販売をしています。 れて釧路片山鉄建となってからは、地場の板金屋さん
吉田 ■ 東京・販売第2チームで、保温工事会社さん とのお付き合いが増えるようになりました。現在は加工
を中心に営業をしています。製品でいうと、断熱材をカ のための体制を整えて、地元の工務店・建設業者さん
バーするための外装材として使用されるカラー鉄板が からの板金工事請負にも注力しています。
中心になります。
200 ◆ ◆ ◆ THE 100 YEAR HISTORY OF E.KATAYAMA & CO., LTD. ˗ ˗ ˗ 201